新 LTspice②SPICEモデル使用方法| アナログ・デバイセズ
LTspiceとは
LTspiceは、アナログ・デバイセズが無償提供する、SPICEシミュレータです。
多くのアナログ・デバイセズ製品のマクロモデルや受動部品がライブラリに搭載されています。
また、デモ回路の用意もあります。
LTspiceのデモ回路の入手方法
ツールバーの「Component」→Searchからデバイスを検索しデバイスを選択→「Open Example Circuit」
また、アナログ・デバイセズのWebサイトからも入手できます
SPICEモデル
LTspiceは、ライブラリに登録がないSPICEモデルも使用することができます。
デバイスモデル
「.MODEL」で記述されるトランジタ、FETやダイオード等の素子モデル
使用方法はいくつかありますが、簡単な方法を紹介します。
- 1.メーカーのWebサイト等からSPICEモデルを入手します。
- 2.入手したSPICEモデルをテクストエディタで開き、「.Model ~」以降をコピーします。
- 3.LTspiceツールバーの「SPICE Directive(.)」→Edit Text on the Schematicを開き、.Model以降をペーストします。
- 4.使用するSPICEモデルの素子をCTRLキー+右クリックし、Component Attribute Editorを開きます。
Value欄に使用するモデル名を記入します。
これで、デバイスモデルを使用することが可能です。
サブサーキットモデル
「.SUBCKT」で記述される階層構造をもった回路モデル/p>
サブサーキットモデルを使用するにはシンボル作成が必要となりますが、Ltspiceにはモデルからシンボルを自動生成する機能があります。
- 1.メーカーのWebサイト等からSPICEモデルを入手します。
- 2.入手したSPICEモデルをLtspice上にドラッグして開きます。
- 3.青文字になっている「.SUBCKT …」上で右クリックし、「Create Symbol」を選択します。
- 4 .自動生成されるシンボルを任意のディレクトリに保存します。
今回は 「 C:\Users\ユーザー名\Documents\LTspice 」にモデルとシンボルを保存します。
シンボルの端子名やフォントサイズを変更できます。 - 5 .ツールバーの「Component」から自動生成したモデルを選択します。
これでサブサーキットモデルを使用することが可能です。