人体通信“Wi-R”
体を通る高速&低消費電力データ通信

米パデュー大学の研究所からスピンアウト、人体通信のチップを開発するIXANA

IXANAが開発した、人間の体が持つ導電性を使って体の表面にデータを通し、従来の無線通信よりも100倍近い低消費電力で音声やビデオ画像を送信できる、超近接通信方式の送受信チップを紹介します。
端末が体に近接してさえいれば、BluetoothやWiFiを使わずに、ポケットに入れているだけの状態で5Mbpsの通信速度でデータ送信を行うことができます。

  • 人体通信
  • 超近接通信
  • オーディオ
  • Wi-Fiレス

従来の通信技術を使わずに、超低消費電力で通信

  • 超近接通信技術 Wire-like Wireless (Wi-R)

    BluetoothやWiFiを使わず、超低消費電力でビデオ、音声、オーディオ通信が可能です。(2024年12月現在、20 Mbps のプロトタイプ チップを開発中です。)
    従来の方法では、あらゆる方向に信号を放射して半径数メール内でアクセスしますが、Wi-R は有線通信のように信号範囲を体の周囲に限定します。

    Bluetoothを使わず、人体通信を使ってパーソナルにオーディオを楽しむイメージ。
  • パーソナル通信を実現

    超近接通信技術 Wire-like Wirelessでは、通信範囲が限定されているため、周囲のデバイスが物理的にアクセスできないことによりセキュリティが強化されます。
    複数デバイスの干渉を防ぐことで、通信の安定性を担保します。

    人体通信を使って音楽を聴く人の画像

動画:Ixana Wi-R communication with touch at Consumer Electronics Show 2023

ヘッドホンやスマートウォッチなど多岐に渡る応用例

IXANAの人体通信のアプリケーションイメージ。オーディオやアイウェアなど。

デバイス側のバッテリー持続性に貢献

従来のテクノロジーに比べて、エネルギー効率が 100 倍も向上しており、デバイス側のバッテリーの寿命年数向上/小型化/軽量化への貢献が期待できます。