高精度な測距機能を小型デバイスで実現するSTのToFセンサ
幅広い分野へ応用されるToF測距センサ「FlightSense™」
レーザーを利用したToF(Time-of-Flight)測距センサは、放射した光子の飛行時間から距離を測定します。
高精度の距離検出性能と柔軟に設定可能な測距領域を活かし、障害物検知やジェスチャ検出などのさまざまなアプリケーションに適用できます。
また、小型で低消費電力性に優れており、コンパクトなアプリケーションへの組み込みも容易です。
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特徴
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様々な対象物を高精度に検出
人体や壁だけでなく、液面に対する測定も可能です。
対象のサイズや色、反射率の影響を受けづらい測定アルゴリズムを組み込んだドライバも無償で提供されています。
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複数領域の同時測定・複数対象の検知
最大64領域の同時測定可能な製品や、測定領域内の複数の対象物を検知可能な製品がラインナップされています。
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安全なClass1レーザー
FlightSense™製品はClass1のレーザーを使用しています。
眼球を含む人体への影響はありませんので、顔認証システムなどのアプリケーションにも使用できます。
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メタサーフェス光学素子
これまで培ってきた半導体製造技術を活かし、最先端のメタサーフェス光学素子をST自社工場で生産しています。
最新製品のVL53L8にレンズ素子として採用されています。
ユースケース
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ロボット / ドローン
測定値に閾値を設けることで、自律動作する掃除ロボットの障害物回避機能が実現できます。
また、地面との正確な距離を測定することで、ドローンが安定して着陸する支援機能に活用できます。
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プロジェクター
複数領域を測定することで、プロジェクターに搭載される台形補正機能を、1つのToFセンサで実現できます。
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在庫管理システム
最高1mmの高い距離分解能を活かして、自動販売機などの商品残数の管理に活用できます。
無線通信機能が組み込まれたSTの32ビットMCU「STM32WB・WL」などの製品と組み合わせ、遠隔で高度な商品管理を実現できます。
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オートフォーカス・アシスト
暗所でも高速な測距が可能な特長を活かし、スマートフォンなどのカメラのオートフォーカス機能がより素早くピントを合わせるためのアシストを行います。
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非接触入力インターフェース
最大64領域を同時に測距可能な製品によって、上下左右斜めのスワイプ検出や距離によるボリュームコントロールといった柔軟なハンドトラッキングを実現します。
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容量検知システム
工場のタンクなどに貯蔵された溶液の液面までの距離を監視することで、より正確にタンクの容量を管理できます。
液面の正確な測定に向けた解説書や動画も公開されています。