S32K3はARM Cortex-M7コアを搭載し、S32K1よりさらに高機能
S32K3は、S32K1と同じコンセプトの車載向け汎用マイコンです。ARM Cortex-M7を搭載し、コアの数はシングルからデュアル、さらにはトリプルコアまで幅広く用意しています。これにより、S32K3はより高いパフォーマンスを提供し、複雑な車載アプリケーションにも対応可能となりました。
S32K3のアプリケーション例としては、主にヘッドライト、ゾーンECU、バッテリーマネジメント、シートコントロールなどがあります。
S32K3の特徴
- ロックステップ動作対応
ロックステップを搭載した製品は、最高レベルの機能安全(ASIL-D)に対応可能です。ロックステップ非搭載の製品はASIL-Bに対応可能です。
- セキュリティエンジン内蔵
S32K1のセキュリティエンジンから機能が向上し、S32K3ではEVITAフルのセキュリティ要件に対応できるようになりました。
- 内蔵フラッシュメモリー
512KBから8MBまで、幅広い製品が用意されています。
- 新しいパッケージ「HDQFP」
HDQFPという新しいパッケージを選択できます。これにより、実装面積を大幅に削減することが可能です。
S32K3の仕様についてさらに詳しく知りたい方は、専用のコンテンツを用意していますので、ぜひご参照ください。
汎用マイコンの全般のシリーズの説明は以上となります。