車載アラウンドビューシステムに搭載される各カメラ故障検知時の課題解決 | アナログ・デバイセズ
複数カメラシステムにおける、
カメラ単体故障が他の正常なカメラにも影響を及ぼす課題
MAX20086/7/8/9が問題を解決します。
昨今、車載アラウンドビューシステムなど、複数のカメラを搭載し、映像伝送路はSerDes (アナログ・デバイス社製GMSL等)で伝送されるケースが増加しています。
また、カメラモジュールは小型化が進んでおり、カメラ用電源はECUからSerDesケーブルに重畳させてカメラへ供給されるケースも増えています。
このような複数カメラのシステムでは、一般的にECUで生成される電源1ラインを分割させて各カメラに電源を送っています。そのため、1つのカメラ電源が故障してしまった場合、1次側の電源や正常に動作している他のカメラ電源にも影響を与えてしまうことが懸念されます。(図1)
この課題を解決するソリューションとして旧Maxim社のMAX20086/7/8/9を紹介いたします。
特徴
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カメラ電源保護ICで最大4つの保護スイッチ(DMOSによるBack-to-Back構成)を内蔵
MAX20086はカメラ電源保護ICで最大4つの保護スイッチ(DMOSによるBack-to-Back構成)が内蔵されており、各出力チャンネルにそれぞれ600mAの負荷電流を供給できます。(MAX20088/89は2ch)
各出力はバッテリーへの短絡、グランドへの短絡、および過電流状態から個別に保護され、ハーネスやカメラでの障害を検知すると障害の起きているラインの電源を他のカメラから切り離します。
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堅牢なシステム構築に必要な読み取り制御が可能
本ICは各chのイネーブル制御、デバイスの診断ステータスをI2Cで読み取ることができ、内蔵ADCにより各スイッチを流れる電流値の読み取りも可能です。 さらにASILB及びDに準拠したラインナップも用意されており、これを使用することで内蔵ADCによる追加の診断測定値の読み取りが可能になり、より堅牢なシステムを構築することが可能です。
EVKIT
MAX20087EVKIT# ※MAX20086/MAX20087/MAX20088/MAX20089の評価キット
Ordering Information
PART | TEMP RANGE | PIN-PACKAGE | OUTPUTS | OPTIONS | I2C (ADDR = 0) |
MAX20086ATPA/VY+ | -40°C to +125°C | 20 SWTQFN-EP | 4 | — | 0 x 28 |
MAX20086BATPA/VY+* | -40°C to +125°C | 20 WETQFN-EP | 4 | — | 0 x 28 |
MAX20087ATPA/VY+ | -40°C to +125°C | 20 SWTQFN-EP | 4 | ASIL | 0 x 28 |
MAX20087ATPB/VY+ | -40°C to +125°C | 20 SWTQFN-EP | 4 | ASIL | 0 x 2A |
MAX20087ATPC/VY+ | -40°C to +125°C | 20 SWTQFN-EP | 4 | ASIL | 0 x 2C |
MAX20087BATPA/VY+ | -40°C to +125°C | 20 WETQFN-EP | 4 | ASIL | 0 x 28 |
MAX20088ATPA/VY+ | -40°C to +125°C | 20 SWTQFN-EP | 2 | — | 0 x 28 |
MAX20088ATPB/VY+ | -40°C to +125°C | 20 SWTQFN-EP | 2 | — | 0 x 2C |
MAX20089ATPA/VY+ | -40°C to +125°C | 20 SWTQFN-EP | 2 | ASIL | 0 x 28 |
MAX20089ATPB/VY+ | -40°C to +125°C | 20 SWTQFN-EP | 2 | ASIL | 0 x 2A |
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